新しい結婚式スタイル?じわじわと広がるファミ婚
結婚式にはさまざまなやり方がありますが、最近じわじわと人気となっているのがファミ婚と呼ばれるスタイルです。ファミ婚とは一体なんなかというと、家族をメインにした結婚スタイルのことです。
通常の結婚式では、新郎新婦が主役となります。特に花嫁は主役中の主役。でも、ファミ婚では、花嫁よりも家族が目立っているのが普通。例えば、ケーキ入刀では家族全員でおこなったり、花婿が花嫁に食べさせるのではなく母親から子どもに…なんてことも。他にも、従来の結婚式では親族席で見守っている花嫁の母親がヴェールダウンしたりと、両親も結婚式の儀式をおこなうのです。まさに、家族が主役…それがファミ婚なのです。
こうしたファミ婚が流行り始めた背景としては、親と子どもの仲が友人のような親しさを持つようになってきたことから、会場の下見やドレス選びなどに両親も同席することが増えてきたことがいわれています。主に母親が同席しているようですが、必ずしも無理やりついてきているわけではなく、親子で楽しんで準備しにきている…といった感じなのです。
また、自分の子どもが大きくなったから結婚式を挙げます…といったスタイルもファミ婚の一つ。結婚式を挙げたかったけど、妊娠・出産でバタバタしていてタイミングがあわなかった…といったご夫婦が、子どもがある程度大きくなった時点で結婚式を挙げるのです。その際には、お子さんも一緒に参加して、思い出に残る結婚式とするようです。
ファミ婚は新しいスタイルに見えますが、実は昔も似たような形でおこなわれていました。1960年代頃までは家と家との繋がりが強くあったため、親が子どもの結婚の全てを取り仕切っていた時代でした。式の日取りや段取りだけでなく、結婚相手も決められていたのです。それが、時代の流れと共にお見合い結婚から恋愛結婚へと変わり、新郎新婦が中心として結婚式を挙げるスタイルへと変化していったのです。そんな結婚の流れをみると、ファミ婚という結婚式は、昔あった結婚式のスタイルが今風に進化した…ともいえるものかもしれませんね。
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