誰が決めているの?聖歌隊の服装に決まりはあるの?
結婚式の意外と重要な脇役、聖歌隊。その服装はあまり注目を浴びるものではありませんが、模擬挙式のときにはやはり気になることでしょう。そして、意外にも結婚式が終わったあと、ビデオや写真には聖歌隊の人が写っていて、こんな服を着ていたんだ! なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。
聖歌隊の服装は、これがこうと規定のあるものではありません。結婚式場によって、聖歌隊の制服は、違うのが常ですし、制服は無い! というところも多いことと思います。
結婚式をするにあたって、より、宗教的な、荘厳な雰囲気にこだわる式場では、聖歌隊の服装も、キリスト教式を思わせるものを揃えています。ケープ様の服装や、袖の広がったものなど、また十字架の刺繍がついているものなど、いかにも宗教的な雰囲気を思わせます。人によっては、ゲームのRPGに出てきそう……なんて感想を述べる人もいますが、それが、別世界のような雰囲気を作り出すのに大いに役立っていることも事実です。
一方で、聖歌隊の服装が「全身黒スタイル」あるいは、「上半身は白、下半身は黒」というスタイルでまとめている教会も多くあります。男性が聖歌隊に入る場合は、十字架のついたような服装をすることはほとんどなく、コンサートの音楽家のような服装がほとんどでしょう。また、聖歌隊+バイオリン、フルートなどの演奏が入るチャペルでは、やはり「白+黒」のスタイルでまとめていることが多いようです。もっとも、これらは演奏家たちのあいだでは、「しろくろ」とか「くろくろ」といった用語で呼ばれる、演奏家としての普通のスタイルです。聖歌隊というよりも、声楽家、音楽アンサンブル、といった印象を強く与えます。
ようは雰囲気の問題で、より非日常的な空間を求めるのであれば、聖歌隊の制服のある会場を選ぶと、参列者の皆様からも「すごいね! 本格的」という感想をいただけることと思います。一方、あまり宗教色は出したくない、人前式のような雰囲気が好みである……といった場合は、聖歌隊の制服がある会場は避けたほうが無難かもしれませんね。
会場によりますが、聖歌隊がマリッジリングを運ぶ役をつとめたり、結婚証明書を運んだり開いたりと、チャペルアテンダントとして働く会場もありますので、最初に言いましたとおり、挙式の写真には意外と写っているものです。挙式中は注目されるほどの立場ではありませんが、会場の雰囲気を確認するという意味でも、事前確認の際には、聖歌隊の服装もさっと確認しておくことを、お勧め致します。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。