チャペルで歌を歌うのが聖歌隊！
しかし、仕事がそれだけではなく、チャペルアテンダントを兼ねている場合もあり、もちろん色々なハプニングも付きもの。
今回は、そんな聖歌隊の「あるある」をご紹介しちゃいます。

■指輪が入らない！歌が終わっちゃう（笑）

緊張して手汗をかくことの多い新郎新婦。特にグローブのない新郎の手汗は格別です。
いざ指輪交換、聖歌隊が歌を歌いはじめると、新婦がグローブを脱ぎます。
そして、新郎と新婦が向き合って指輪の交換となるわけですが……
新郎の手がツルツルすべってしまって、指輪が中々ハマらない！　ということもあります！
（新婦が寝不足でむくんでいるのかもしれません……）
こんなときに焦るのが聖歌隊。
歌が終わっちゃうかも！　というときには、途中から繰り返しを入れたりして調整するのですが、これを決めるのはオルガン弾きさんの一存です。
オルガンの伴奏がどのように進んでいくのか、繰り返しをするかしないか、そしてどこで曲終わりにするのか。
聖歌隊にとって緊張の瞬間です。

■そこはダメｗバージンロードを歩く親族

聖歌隊の目の前にはたいてい、バージンロードがあります。
バージンロードは、聖職者と聖歌隊、新郎新婦にのみ許される神聖な道。聖歌隊でさえ、新郎あるいは新婦の追従として、あるいはお掃除のとき以外には、ゲストの皆様がチャペルにいない時でも歩くことはほぼありません。
ところが、バージンロードを挟んで新郎ゲストと新婦ゲストの席があるため、新郎のお母様と新婦のお母様などは堂々とバージンロードに入って仲良くおしゃべり……
あるいは、親族のお子様がバージンロードでかけっこをしてしまうことも。
こんなときは、聖歌隊として「大変申し訳ありませんがバージンロードは神聖な道でございます」とご案内するのが心苦しくもあり、緊張の瞬間でもあるのです。

■初心者聖歌隊にはありがち！うっかり泣いちゃった＞＜

聖歌隊も、数をこなせば結婚式の神聖な雰囲気にも全く動じずに歌が歌えるようになりますが、新人のうちはどんなに歌がうまくても……
感動して涙ぐんでしまうことがあります！
聖歌隊に具体的に年齢制限があるわけではないですが、そこそこの年齢であっても、そんなに結婚式の場数をこなしている聖歌隊は多くありません。
チャペルでの感動の瞬間は、新人聖歌隊にとっても感動の瞬間なのです！
……でも、ベテランになるに従って、そんなことも減り、自分の任務に忠実になれるものなのですけれどもね。

いかがでしたか？
あなたの結婚式で聖歌隊が半べそをかいていたら、それは失敗したのではなく、感動している新人聖歌隊かも！