これは実際にあった、結婚式場の聖歌隊に対するお悩みです。
時折あることのようなので、これから挙式する方もチェックしてみましょう。

結婚式場では、模擬挙式といって、実際の挙式の様子を事前に見ることのできるチャンスがあります。
このほかに、DVDで挙式の様子を配布するケースもあります。後で家でみてもらって、式場の魅力をたっぷり伝えたい……という思惑なのです。

お悩みはこういう時に起きがちです。
つまり、「模擬挙式のときの聖歌隊の歌声と、DVDの歌声が違う」ということ！
模擬挙式の歌声は良かったが、DVDのは気に入らない。
あるいは、反対に、DVDの歌声は良いけれども、模擬挙式のは何か違う。
このようなケースでは、どう対応したら良いのでしょうか。

単に、どちらの歌声が本物に近いのかということであれば、模擬挙式の歌声が近いと考えるべきです。
模擬挙式のときのシンガーと、本番のシンガーが違うことはよくあります。しかしそれでも、DVDに録音された声と比較すれば、あなたの耳で生できいた声のほうが、本番には近しいと言えるでしょう。
DVDの場合は、制作された時期によっては、だいぶ前の歌声であるケースもかなり多いのです。
そこで、DVDで歌ったシンガーは既に仕事をしていない……ということもあり得ます。
DVDは気に入ったが、模擬挙式のシンガーは気に入らない……ということであれば、早々にその式場での挙式をキャンセルすることも考えてよいでしょう。

シンガーの指定ができるかどうかは、挙式場によって異なるといえます。
独唱なのか、合唱なのかによっても、一人のスケジュールを合わせればよいのか、そうでないかが違いますから、結論は異なりますよね。
もし、指名ができるようならば、模擬挙式は頻繁にありますから、まめに顔を出して、気に入った声を探すというのもひとつの手段です。
DVDはダメだけど、模擬挙式のときの声はよかったのに……と思うなら、その人が歌う日に挙式をしたい、あるいは挙式日にその人を指名できるかどうか、プランナーに聞いてみましょう。

結婚式場の聖歌隊は、式場が直接雇用しているケースもありますし、式場から奏楽専門の派遣会社に依頼して、派遣してもらっているケースもあります。人数や、シンガーの調整はそれぞれの間で行われますので、可不可は聞いてみないとわからないのが現状。
しかし、そのような要望をマネージメントするのも、式場プランナーの仕事ですから、遠慮は不要です。
是非、あなたのプランナーさんに、相談してみましょうね。