聖歌隊と式場選び
歌うだけの人?チャペルの聖歌隊って何をしているの?
一生の一大イベント、結婚式を、ナマの歌で盛り上げてくれる聖歌隊。しかし、その実態についてはあまり知られていないので、あの人たちって一体……と思ったことのある方も、きっと多いことと思います。実は、聖歌隊って、チャペルの雰囲気を左右することもある絶妙な存在。そこで今回は、聖歌隊のお仕事のほんの一部をご紹介します!
◆チャペルアテンダントを兼ねることも
聖歌隊というと、挙式のときに歌を歌うのがメインのお仕事です。しかし、どこまでの職務を聖歌隊が担うのかは、式場によって違いがあり、場合によってはチャペル専門のチャペルアテンダントがおらず、聖歌隊がこれを兼任していることも多いようです。
どこの結婚式場、あるいはホテルでも、チャペルであればチャペル、披露宴会場であれば披露宴会場をあずかるアテンダントがいます。その会場全般を切り盛りするアテンダントたちですが、チャペルの場合には、聖歌隊やオルガン奏者などが、演奏と同時にその役割を果たすことがあります。挙式、披露宴を通して、新郎新婦がチャペルで過ごす時間は15~20分程度ですが、それ以外の時間にチャペルを覗けば、忙しく立ち働く聖歌隊が見られるかもしれません。
例えば、式次第や歌詞カードを人数に合わせて座席に配布したり、整理する。チャペルのお掃除。新郎新婦の指輪や、トスに使われるブーケの管理。フラワーシャワーや、ライスシャワーに使われる、花びらやライスの準備と管理。サインをする結婚証明書の準備など……。チャペルアテンダントを聖歌隊が兼ねている式場では、意外に多くのことを聖歌隊が行っています。
◆チャペルの案内係として、頼りになります!
挙式の10~20分前から、挙式への参列者がチャペルに入りはじめます。この時間に聖歌隊が既に歌っているということは、ほとんどありません。もちろん、式場により歌唱の準備をするところもありますが、チャペルに従属する者として、参列者のご案内に立つことも。
また、新郎の入場の際には、司式者や新郎の随従となり、ヴァージンロードへ結婚証明書や、指輪を運んだり、新婦入場の際にはドア係をつとめたり、ということもあるのです。
歌を歌うだけではなく、こうした聖歌隊の細やかな動きが、チャペルの雰囲気を独特の神聖なものにつくりあげている式場というものが、いくつもあります。もちろん、そうではなく、聖歌隊は歌うこと、奏者は演奏することだけに終始し、チャペル内でのご案内はすべて専任のチャペルアテンダントが行うところも。
どちらを選ぶかは、新郎新婦の好み次第です。その式場がどのようなタイプなのかは、模擬挙式などに行ってみるとよくわかりますよ。さらには、それらは全て、後あとビデオなどにも残るシーンとなります。式場を訪れる際には、チャペル奏者、聖歌隊にも、ちょっとだけ注目してみてくださいね。
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