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結婚指輪はなぜ左の薬指にするのか?結婚指輪の歴史

そもそも、結婚指輪を贈る習慣ができたのは、古代ローマ時代までさかのぼるといわれています。最初にはめた人物がローマ皇帝ニコラウス1世であり、それをきっかけに貴族の間に広がっていきました。ちなみに、このニコラウス1世の時は、花婿は鉄の指輪を、花嫁は金の指輪を交換したとされています。今とはかなり違いますが、指輪の交換の儀式はここから始まったといわれています。交換した理由としてはいろいろな説がいわれていますが、相手の分身やお守りといった意味合いがあったとされています。

このニコラウス1世の結婚式の儀式から定着していったわけですが、結婚する際には2つの指輪…婚約指輪と結婚指輪とあります。実は、この2つの指輪それぞれに違う意味が込められているのです。指輪の丸い形は永遠を象徴していることから、婚約指輪は「永遠の愛」を、結婚指輪は「永遠の絆」を示しているのだそうです。古代ギリシャ人は、自分の愛の証として指輪に愛の言葉を刻み込み、それを好きな女性に贈ったというのですから、なんともロマンチックな歴史です。

では、なぜ左手の薬指にはめる事となったのでしょうか?

それは、古代ギリシャでは、左手の薬指と心臓は1本の血管で繋がっている…と信じられていたからです。その薬指に指輪をはめることで、お互いの心が繋がる…と考えたのですね。また、指輪は身につける場所によって異なるパワーが得られるとしており、左手は信頼、薬指が愛情を示す事からも、結婚指輪は左手の薬指になったといわれています。

そんな指輪の交換儀式…日本にはいつ頃、伝わってきたのでしょうか?

それは、実は50年くらい前から。指輪の存在が伝わったのは江戸時代後期と古いのですが、結婚式で指輪の交換をするようになったのはここ最近と、まだ日本での歴史は浅いのです。ちなみに、婚約指輪の値段は「給料の3か月分」なんていわれていますが、実はこれはジュエリー会社がキャンペーン中の宣伝文句として言って広がったもの。実は古くからの習慣ではないのですね。これにはちょっと、安心のため息が聞こえてきそうです。

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