今、注目されている!「茶婚式」って知っていますか?
今の結婚式スタイルとして定番となっているのが、ウエディングドレスやチャペルでの挙式といった西洋の結婚スタイル。女性においては、誰もが一度は夢見たことがあるのではないでしょうか?この西洋スタイルでの挙式が取り入られるようになってきたのは、実はここ数十年まえぐらいから。いつしか日本古来の挙式スタイルでの挙式は少なくなってきたのですが…ここ最近になって、和風の挙式の良さが再び注目されるように。和婚といえば神前式ですが、それとはまた違う「茶婚式」というもじわじわと広がってきているのです。
「茶婚式」とは、茶の湯の精神を婚礼の義にプラスした挙式スタイルのことをいいます。茶道の精神である「一期一会」を意識し、茶人によるお点前が披露され、濃茶を「三三九度」のようにして新郎新婦がお互いに飲みます。そして家族でお茶を飲み、お茶菓子をいただく…その一連の流れの中で家族の絆を感じる事ができるとして注目を集めているのです。主にホテルの茶室などでおこなうので、家族だけでおこなう家族婚の一つとなっています。
その茶婚式の流れとしては、まずは参列者が着座し、新郎新婦がその後に着座します。茶人がお点前を披露し、その農茶を新郎新婦が二人で飲み交わします(夫婦固めの義)。新郎新婦が誓いの言葉を声を合わせて読み上げたら、今度は列席者全員でお茶をいただきます(親族固めの義)。そして指輪の交換、新郎新婦のご両家両親に一礼、退席…といった流れとなります。お茶婚の流れは茶道のお茶会の習わしと似ており、お点前をしていただく茶人の存在が必要不可欠です。
和婚といえば神前式が定番ですが、それとはまた違った日本の古き良き心を味わえる茶婚式。参列者…つまりは家族全員で農茶とお茶菓子をいただくことで、家族の心が一つになる事を実感できます。今注目の新しい挙式スタイルとして、今後の展開が期待されます。和婚での挙式を考えている人は、茶婚式のプランを取り入れている挙式場を調べてみてもいいですね。
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