チャペルで働く聖歌隊ってどんな人たちなの?
結婚式場のチャペルにいる聖歌隊。挙式を挙げる立場としては、アレが一体どのような人たちなのか気になりますよね。
ちゃんと歌ってくれるのかしら?
ほんとに上手なの?
模擬挙式のときは上手だったけど、もし挙式をするときになって、私の担当がへたくそな人だったらどうしよう……。そんな心配もあるかと思います。
今回は、聖歌隊の裏側をちょっとだけ見せちゃいます!
◆オーディションを通過している人たちです
あの人たちって一体……と思われている聖歌隊、実は、オーディションを通過している人たちです。式場に所属している場合や、挙式専門のスタッフ派遣会社に所属している場合などがあります。聖歌隊オーディションでは、式場や会社によって違いはありますが、既に所属している人たちと一緒に歌い、チームワークに合った歌声が出せるか? というところを見られたり、また、オーディション当日に新しい楽譜を渡され、その場で正しい音で歌うことができるか? という試験があったりもします。もちろん、チャペルのスタッフとしてふさわしい物腰、礼儀、笑顔その他もろもろを備えているかどうかも、同時に判断されるものです。単純に、声の質がよく、美しい歌声が出るかどうかは、当然、審査基準のひとつとなります。ですから、模擬挙式のクオリティを本番でも維持できるものと思っていただいて、大丈夫!
こうしてオーディションにかけられる結果、聖歌隊に所属している人というのは、9割以上が音大の声楽科の現役生か、卒業生となります。残り1割は、声楽科以外の音大生や、音大には通わなかったけれども、それに匹敵する能力を持っている人で構成されています。
◆練習をきちんとしています
こうしてオーディションに通過したあとも、ボイストレーナーや声楽家がその声をサポートします。また、挙式当日も、チャペルにゲストたちが到着する1時間か、1時間半前にはスタンバイを開始し、現場で声出しをしているのです。楽器も同じですが、声も朝いちばんでは音量全開にはなりません。必ず時間前にスタンバイをはじめ、挙式の時間にはいちばん良い声が出せるよう、プロの一角としておこたりなく準備をしているのです。
聖歌隊のクオリティを判断するには、やはり模擬挙式に参加していただくのが一番でしょう。オーディションのレベル、練習のレベルが如実に出ますので、その式場の聖歌隊がどれほどの実力を持っているのか、一発でわかりますよ! そして、気に入った雰囲気を出してくれる聖歌隊のいる式場で、すてきな挙式をしてくださいね。
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