朝の私の彼の起こし方
「んぅ……」
寝返りを打ち、重い瞼を開ける。目の前には、愛しい彼が眠っている。
「可愛い顔してる……」
クスッと笑うと、彼はこちらを向いた。
前髪が流れて、片目を隠す。
(いつもは格好いいのに、こういう時だけ可愛いのよね……)
もっと、彼の可愛い表情が見たい。そんな悪戯心が大きくなり、私は布団の中に潜った。
昨日はそのまま寝たので、お互い何も着ていない。
彼と一緒に休んでいる陰茎の筋を、優しく指先で撫でてあげた。
ピクンッ、と反応して起き上がる。
「寝てても正直なのね」
微笑を浮かべて、亀頭の裏側を舐める。舌を動かしながら、手でしごいていく。
彼が甘い喘ぎ声を出して、布団を勢いよく捲った。
「……バレちゃった♪」
頬を少しだけ紅潮させて、余裕のなさそうな息遣い。
いつもは私を突き上げる雄も、今は私の舌先にされるがまま反応をしている。
「……んっ」
口の中に含み、緩急をつけて吸い上げた。
始めは小さかった彼のは、太く硬くなっている。
(口に収まらない……っ)
手と頭を上下に動かして、刺激を与えてあげる。唾液だけじゃないしょっぱい液が、いっぱいに広がっていく。
「んっ、んん……っ」
カリ首を舐めながら吸いついていると、両頬を掴まれて陰茎から口を離してしまった。
「ぷはっ! どうしたの? 痛かった……?」
それなら謝ろうと思った矢先、彼に押し倒される。
「きゃっ!」
いつの間にか、オオカミの顔に変わっていた。
(もう少し見ていたかったな……)
と、頬を膨らませると、彼は唇を重ねる。同時に、下腹部に熱く硬いモノを感じた。
「もう入りたいの……? いいわよ、私も……我慢出来ないから……」
あんなに可愛い表情を見ていただけで濡れるなんて、私は彼のことが本当に好きみたい。
私がイクまで離してあげないんだから……。
再び繋がった彼は、私のナカで更に大きくなって、抽送を始めた――
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。